Diskeeper 15Jから乗り換えました
2017年2月23日よりVectorで販売が開始されたので早速導入してみました。機能面での15Jとの違いは下記の通りです。
◆バージョンアップ機能◆
- IntelliWrite テクノロジー
- 断片化防止
- Instant Defrag エンジン
- 即座にデフラグ
- InvisiTasking テクノロジー
- リソース監視による処理の最適化
- 高効率モード
- パフォーマンスを考慮したデフラグ処理
- 空き領域の統合エンジン
- 空き容量の統合によるパフォーマンス向上
◆新機能◆
このIntelliMemoryが今回の目玉となります。注意点として個人向けのエディションはキャッシュに利用できるメモリ容量に2GBまでの制約がかかります。 制約を外すにはPro以上を購入する必要がありますが、価格は2倍近いのでちょっと考えどころですね。 Proと個人向けの違いはこの制約と管理に関する機能のみなのでこだわらないのであれば個人向けで十分でしょう。
ちなみに、メモリの割り当ては完全にオートで自分で設定することは出来ません。もちろんオフには出来ます。 しばらく使ってみましたが、メモリに余裕のある環境ではあまり動的には動かず常に2GBをフルに割りあてているようです。
インターフェースの変更点
インターフェース部分では変更と言うより省略された部分が多いです。
まずドライブ毎のレポートがなくなりました。これによりドライブ毎に出ていた容量不足の警告メッセージなども消滅しています。 ですので、システム全体として総合したレポートが表示されるようになっています。
徹底的に省略した結果、このソフトはこれだけの仕事量を行い、これだけの改善をしましたと結果だけ提示してくる極めてシンプルな画面になったため、デフラグ愛好家にとっては物足りないかもしれません。
システム監視レポートは表示に期間と時間がかかります。期間を満たしていても表示するのに少々時間がかかるので焦らずに待ちましょう。
雑感
HDDとSSDのオート判別は安定してきた感があります。12Jでは誤判定が目立っていたのですが、15Jからは今のところ誤判定はありません。
15JからUSB外付けHDDが非対応となりましたが、16Jもそれを踏襲しています。 12JではUSB外付けHDDを付けているとPCが完全にシャットダウンしなくなるという問題が私のPC(Windows 10 Pro 64bit)では発生していたのですが、15Jからはそれが解消したということがありました。 そういった相性問題が積み重なったのが原因なのかなと個人的には思っていますが、非対応のままなのはちょっと残念ですね。 (もちろん、このソフトが原因と断定しているわけではありません)
手動デフラグは出来るようになっていますが、その内これもなくなりそうな気配を感じるほど、ユーザーに対して何もしなくて良いという使い勝手を推進しているようです。 私としてはデフラグは今の方向性の方が好ましいと思っているのですが、正直なところ完成度が高まりすぎてバージョンアップする意義も薄れてきましたね。
おそらく、次の目玉は個人向けに対するIntelliMemoryの制約撤廃といったところでしょうか。 そうなればまた性懲りも無く買ってしまいそうですが。